2018年、群馬県高崎市を舞台に5人の若者たちの姿を描いた青春群像劇『高崎グラフィティ。』で長編映画監督デビューを飾った川島直人監督の最新作『Welcome Back』より、アザービジュアル8種類、各界著名人から届いたコメントが到着した。
解禁されたアザービジュアルは、全部で8種類。テル(吉村界人)とベン(三河悠冴)の2人の何気ない日常や、ボクシングのファイトシーンなど、儚さとほとばしる熱量が入り混じった“瞬間”を切り取り、鮮烈なレッドが印象深いアートブックのようなデザインとなっている。
また、「ろくでなしBLUES」「ROOKIES」「べしゃり暮らし」で知られる漫画家の森田まさのり氏が「圧倒的なファイトシーンの説得力よ!僕もこんな漫画が描きたい!」、お笑い芸人の永野氏が「涙が出ました」、小説「みどりいせき」ですばる文学賞、三島由紀夫賞を獲得した小説家の大田ステファニー歓人氏が「タイトルバックが出た時、現実は勝ったり負けたり以外の時間がほとんどだよな、って感じました」とアツいコメントを寄せており、その他各界著名人総計●名からも熱量の高いメッセージが到着!本作が持つ圧倒的なエネルギーと、キャラクターたちの強い絆や高いバイタリティーが、視聴者の心を揺さぶること間違いなしだ。
≪各界著名人コメント全文≫
◆森田まさのり(漫画家)
気持ちの置きどころがわからない複雑な感情は、敗北を知ってる者には共感しかない。暗澹たる思いがこみ上げる。それでも確かに魂の震える瞬間を見た。いや、そんな事より圧倒的なファイトシーンの説得力よ!僕もこんな漫画が描きたい!
◆永野(お笑い芸人)
大手ホリプロの芸人として周り(ほんの一部)から天才奇才とおだてられる。
28歳の夏に突然クビになる。過去の人になる。暗闇に住む。人生から逃げる。無駄な時間を過ごす。
いつかウェルカムバックされたいと妄想する。死にたくなる。そんな事を思い出しました。涙が出ました。
◆大田ステファニー歓人(作家)
テルは負けない。ベンもその強さを支えにしてきた。でも決着のあとは必ずリングの外で生きることになる。
タイトルバックが出た時、現実は勝ったり負けたり以外の時間がほとんどだよな、って感じました。
◆宇野維正(映画ジャーナリスト)
「日本映画界、ボクシング映画好きすぎ」とこれまでよく書いてきたが、『Welcome Back』は何よりも心が引き裂かれるような「兄弟」の映画だった。一人では抱えられない人生の空虚さと、誰かのために生きることの困難さ。寒色が強調されたクールな画と客観的なカメラが、観る者を心地よく突き放してくれる。
2025年1月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開